グラスリッツェン

2005年08月31日

【グラスリッツェン】-基本編2

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前回、既に「ガラスプレート」にデザインが描けてますから、今日は、彫っていきましょう♪
 
129_2973.JPG-komaru先ずは、「ペンシルタイプ・ホルダー」「針」を装着します。
最初は、「ガラスプレート」に描いたデザインの『輪郭』を彫っていきますから、「針」『小丸』と呼ばれる球状の小さいタイプを使用します。
 
 
 
129_2913.JPG-tejun4その『輪郭』ですが、「油性ペン」で描いたデザインの外側を彫っていきます。
あくまでも輪郭ですから、自分の目で見える程度に薄く、彫るのがコツです。
ここで深く彫ってしまうと、後で修正する場合、彫った所が残ってしまい、上手く修正出来なくなってしまうからです〔写真7〕
 
 
輪郭が彫り終わったら、輪郭線だけアルコールを浸み込ませた布で拭き消します。
この際、他の線まで消してしまわないように注意します。
それでも、消えてしまった場合は、「デザイン画」を参考に書き直します。
 
129_2972.JPG-tubomi次は、デザインの『中』を彫っていきます。
ここで「ペンシルタイプ・ホルダー」「針」『小丸』から『つぼみ』もしくは『中丸』に変えます。
 
 
 
 
129_2911.JPG-tejun9彫っていく順番は、手前になっている部分から始めます〔写真9〕
(「手前」とは、デザイン上の「上」に見える部分)
これは、どんなデザインでも共通する【グラスリッツェン】『基本ルール』ですから、覚えておいてください。
そうしないと、立体感が出ません!
後は、『基本ルール』を守りながら彫り進めていきます〔写真10〕
 
そして、最大のポイントは、デザイン(写真では「リボン」)の『柔らかなカーブ(曲線)』や『光の当たり具合(陰影)』をイメージしながら、彫り進めることです。
(「彫る」部分が『光の当たるところ』、「残す」部分が『影』になります。)
 
とは言っても、なかなかイメージし難いと思います。
そんな時は、最初に「デザイン画」を用意する時、ほとんどの場合、『写真』や『イラスト』から写すと思いますので、その元となる『写真』や『イラスト』を傍らに置いて、見ながら彫るといいと良いかもしれません^^
 
129_2909.JPG-kansei2さあ、仕上げましょう。
全体のバランスを見て、彫り終わりましたら、ガラスの粉が飛び散らないように「テープ」を使って取り除きます〔写真11〕
後は、水洗いしてから、ガラスクリーナー等で拭き上げれば完成です♪
 
 
 
どうですか?
簡単ではないですが、自分で何かを創るって楽しいですよね^^
それこそ、自分だけの【オリジナル】な訳ですから♪
 
もし、興味がある方いらっしゃいましたら、声掛けてください。
お教えしますよ〜^^♪
 
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2005年08月29日

【グラスリッツェン】-基本編1

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さて、道具も前回で揃いましたのでいよいよ、実際に彫ってみましょう^^♪
今回も前出の『グラスリッツェン入門』を参考にご紹介しますね。
私のように失敗しないように先ずは、焦らず「基本」から^^;
 
用意するものは、先ず『ペンシルタイプ・ホルダー』『針』
それに「ガラスプレート(お皿)」「デザイン画」「トレーシングペーパー」「水性ペン」「油性ペン」「はさみ」「テープ(マスキングテープ)」「黒または、色の濃い布(紙)」です。
 
129_2903.JPG-utushi先ずは、用意した「デザイン画」の上に「トレーシングペーパー」を載せ、「水性ペン」でデザインをなぞり(写し)ます。
写し終わった「トレーシングペーパー」は、「ガラスプレート」の大きさに合わせ、「はさみ(カッターナイフ)」で切ります〔写真1〕
次にデザインを写した「トレーシングペーパー」「ガラスプレート」「テープ」で固定します。
この際、用意してある「黒または、色の濃い布(紙)」を下に敷いておくと、見やすく、作業性が上がります〔写真2〕
注1:この際、「トレーシングペーパー」は、彫刻する側の反対側(裏側)に固定します。
(本では、「ガラスプレート」の裏側(底)に彫刻するので、表側(モノを実際に載せる方)に固定しています)
 
「トレーシングペーパー」を動かないように固定したら、彫刻する側から「油性ペン」を使って、「ガラスプレート」に直にデザイン画を描いていきます〔写真3、4〕
注2:この時、斜めから作業するとガラスの厚み分、見た目に歪み(ずれて2重に見える)が出るので、「真上」から描くのがポイントです。
 
129_2913.JPG-tejun4
「ガラスプレート」にデザインを描き終わったら、「トレーシングペーパー」を剥がします〔写真5〕
ここでは、写し忘れている部分があれば、描き足します。
また、バランスが悪い場合は、アルコールを浸み込ませた布で拭き消し、再度〔写真2〕の工程から、やり直します〔写真6〕
 
 
チェックしてみて、問題がなければ、いよいよここから彫刻開始です^^♪
 
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2005年08月27日

【グラスリッツェン】-道具編

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128_2892.JPG-hyoushi今回は、前回の予告どおり、【グラスリッツェン】の基本を先日、ご紹介した『グラスリッツェン入門を参考にしながら、ご紹介します。
その『グラスリッツェン入門』ですが、鈴木淳子[監修]、鈴木袈萌[著]、日貿出版社から発行されています。〔¥2,500-〕
こう言う入門書は、元々数が少ないのですが、初心者でも、解り易い本だと思います^^
興味がある方は、先ずは書店へ♪
(大型書店か、美術書が充実してる書店がベスト♪)
 
 
 
128_2899.JPG
では、揃える『道具』から...
本来は、右の写真のとおり、『ペンシルタイプ・ホルダー』を用意します。
(写真右の一番下、赤いペン型のモノ〔¥500-程度〕)
後は、ホルダー先に装着する『針』で、用途によって様々な形状があります。
(写真右の上から4つ全て)
これは、先端に「ダイヤモンド粒子」が付着してあり、この『針』をホルダー先に装着し、ガラスを削っていきます。
 
ここで注意したいのは、上記の『ペンシルタイプ・ホルダー』は、専門的な道具なので手に入れるのに苦労します。
(専門ショップでないと無理かも...^^;)
129_2930.JPG-pinbays129_2935.JPG-pin&penなので、簡単に手に入れたい場合は、私の購入した『ピンバイス』(写真左、および写真右:上〔¥1,000-程度〕)
か、奥の手としては、建築製図用で使用する『ホルダー』(鉛筆の芯だけをホルダーに装着するモノ)でも代用できます。
(写真右:下〔¥500-程度〕)
 
 
 
 
 
 
129_2927.JPG-hari
そして、『針』ですが、私の場合は、セットのモノを購入しました。
これだけあれば、無敵です^^
(20本入り〔¥2,500-程度〕)
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、道具も揃ったのでいよいよ、実際に始めてみましょうか^^♪
 
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2005年08月25日

【グラスリッツェン】-2

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ウキウキしがら、やり始めてみると...上手くいきません。なぜ...??
それは、いきなり『電動リューター』を使ったからでした^^;
 
129_2914.JPG-d
『電動リューター』は、ペン先が電動で回転しますから、手軽でとても楽に彫れます。
(私の使用してるものは、本体内部に電池(単3)を入れるタイプ)
ところが、彫る対象物のガラスは、透明
表面がツルツルでよく滑るんです^^;
 
 
128_2882.JPG-ryutabori1ペン先は、「ヤスリ」状なので本来は引っかかって、ガリガリ削れるはずなんです
しかし、電動でペン先が回転してますから、思うように彫れないのです...
ペン先が「スベる」と言うか、「ハネる」感じです。
 
 
 
 
129_2917.JPG-t1
129_2919.JPG-t2
これは、いくらやっても失敗するだけと思い、もう一度、『ペンシルタイプ』を探しに東急ハンズへ出動しました。
結局、入門書に載っているタイプのモノが無く、代用できるモノを購入してきました。(写真)
 
 
改めて、入門書の手順に従い『ペンシルタイプ』で再挑戦しました。
すると、手動なので時間は掛かりますが、ほぼ入門書のとおりに出来たのです♪
そして、彫りあがったところに先に購入してあった『電動リューター』で手を加えると、立体感がさらに出て、満足のいく出来上がりとなったのです^^♪
 
やはり「基本」が出来てないと「応用」は、出来ませんね^^;
とても、勉強になったのが懐かしいです。
久しぶりにやってみようかな。。。^^♪
 
せっかくですから、次回、手順(作り方)をご紹介します。
お楽しみに♪
 
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2005年08月23日

【グラスリッツェン】-1

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先日(8月11日【ついに...^^♪】)、仕事としての【サンドブラスト】を始める前、【グラスリッツェン】の話をちょこっとだけしました。
今日は、その【グラスリッツェン】なるものが、どんなモノかのご紹介します。
 
私は、【サンドブラスト】への足がかりに趣味として始めたわけですが、一般的にも手軽に始められる趣味として、特に女性に人気があるようです。
数あるガラス工芸の中でも一番シンプルで、しかも奥が深いのが【グラスリッツェン】なのです。
 
128_2892.JPGそこで、まず『グラスリッツェン入門(写真:左)という本を購入しました。
使用する道具(写真:中)や、手順(写真:右)、それに図案集が載っています。
揃える道具と手順が写真入りで説明されています。
さわりだけですが、【サンドブラスト】のページもあり、ますます興味が湧き、ワクワク♪したのを今でも覚えています^^
128_2899.JPG128_2900.JPG
 
 
 
 
 
 
読んでいくうちに「みんなに出来るなら、わしにも絶対!出来る!!しかもスゴイのが♪
と、勝手に思ってしまった私^^;は、居ても立ってもいられなくなり、さっそく道具を購入しに近所のホームセンターに行きました。
でも、残念ながら無くて...
諦めきれない私は、その足で天下の!?東急ハンズへ^^
やはり、ハンズでも本で紹介している「ペンシルタイプ(手動)」(写真:中)が無く、思い切って『電動リューター』を購入しました。
 
家に帰り、早速「入門」を見ながら、やってみました♪
さて果たしてそんなに簡単に出来たのか?その結果は...
 
(つづく。。。^^)
 
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atelier_23 at 17:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2005年08月11日

【ついに...^^♪】

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「ますます綺麗になって目の前に現れた」 その姿は...
 
117_1749.JPG
当時所属していた建設会社の受付にありました。
←写真のような透明ガラスに会社名がエッチング(彫刻)してあったのです。
(これは、当工房のです^^;)
 
 
 
(↑写真は、平面ガラスですが実物は「フォトフレーム」のように全面が曲面ガラスのモノでした↓)126_2650.JPG
 
 
 
 
 
 
最初は、「カッティングシート貼りかな?」と思ったのですが、「待てよ、もしかしてサンドブラストでは。。。!?」
と手にしてみて、本物と解ったのです。
単純な「平彫り」でしたが、とても心に魅かれるものがあったのです^^♪
大型の「段彫り」に比べるとスケールでは負けますが、その繊細さは勝っていたのです。
 
その後は、【サンドブラスト】をインターネットで調べてみたり、建具屋(サッシ・ガラス屋)に「どうやって、どこに頼むのか?」など、自分なりに調査をしました。
そして、まず趣味として『グラスリッツェン』を始めてみたのです。
『電動リューター』もホームセンターで購入し、実際にやってみると難しさと楽しさの両方が味わえたのです♪
ちょうど、体を壊したこともあり、会社を半年ばかり休んでいたことも、プラスに働きました。
(当時は、体には自信があったので精神的にはかなり落ち込みましたが...^^;)
 
そして、体も治り準備期間を経て、去年の春、起業したのです!
 
起業してみて、思ったとおりにいかない現実^^;とも直面しましたが、
好きで始めた『サンドブラストでのエッチング(彫刻)』です
職人魂でより自分らしい【オリジナル】を求め、日々精進している^^!?わけです。
 
でも、まだまだですし、本当の意味でも『これから!』と思っています。
頑張りますので、応援!そして、お叱り^^;両方ともヨロシクお願いします^^


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